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式年遷宮の年

今年は伊勢神宮(三重県)の第62回目の式年遷宮が執り行われる。
20年に一度の大祭で、正殿(しょうでん)を始め 御垣内(みかきうち)の建物全てを建て替え、さらに殿内の 御装束(おんしょうぞく)や神宝を新調して、御神体を新宮へ遷す。
膨大な費用と労力を投じてなぜ遷宮をおこなってきたかは、神宮にも記録が無く定かではないとされるが、すべてをあらためることにより、国や人を共に若返りを促し、且つ技術の保存継承の大きな役割を果たすという。

パワースポット巡りのブームに乗ってか、式年遷宮を紹介する様々な本が出版され、今年に入って寺社参拝客が急増していると言われる。
平成デフレ不況が続くなか、その脱却、克服を目指すアベノミクス、向こう20年にわたる新たな経済時代突入を目指す日本経済と式年遷宮がオーバーラップする。
その期待感と、式年遷宮への注目度の大きさとの関係性を感じるのは、私だけではないと思う。

2013年は伊勢神宮(三重県)の式年遷宮の他、出雲大社(島根県)の60年ぶりの本殿遷座祭、熱田神宮(愛知県)の創祀1900年など、節目の年を迎えた寺社が多いのもブームの一端を担う。