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2011年1月

「レオニー」

少し前になるが、映画「レオニー」を観た。

“地球を彫刻した男”として世界中にその名を知られる彫刻家イサム・ノグチの母レオニー・ギルモアの生涯を 「ユキエ」「折り梅」の松井久子監督が映画化した伝記ドラマである。

20世紀初頭のニューヨーク。大学を卒業し文学の道に進む夢を持ち、希望に満ちた人生が待っていたはずだったレオニー。しかし、一人の日本人の青年(野口米次郎/ヨネ・ノグチ)との出会いによって、彼女の人生は波乱に満ちたものとなっっていく。レオニーの妊娠を知ったヨネは一方的に日本へ帰国してしまう。シングルマザーとなった彼女は、戦争による日米間の時代背景に翻弄されながらも強く信念を持って生きてゆく。

息子イサムの芸術的才能をはやくから気付いていたレオニーはわずか10歳のイサムに「学校に行くぐらいだったら、家の設計をしろ!」と自宅の設計をすべて彼に任せ、更に14歳で単身で渡米留学をさせ、彼はそのままアメリカに居住することに。また、生活のために一度は医学部に進学したイサムを再度芸術の道へと示唆している。

イサム・ノグチの彫刻や作品はあまりにも有名だが、彼のずば抜けた芸術的才能は、母レオニーによって見出され、育まれた。我が身の不幸を嘆くよりも、潔く運命を引き受け、自分らしく生きていこう。それが彼女の信念であり、我が子に伝えたいたった一つだった。

息子の才能を信じ、勇気を持って決断するレオニーに、母とは何か?ということを強く心に投げかけられた作品であり、2時間以上の長編だが、美しい映像と静かなエネルギーを感じる見応えのある映画だった。

2011年は?

昨年の年明け当初は、新聞テレビ経済誌等マスコミでは、もう先が無い様な暗い話題しか報じられていなかった事が思い出され、実際にも昨年上半期はリーマンショック以降の世界不況を色濃く引きずっていた感がありましたが、秋頃より漸く景気回復の話題が、少しづつ此処中部地区でも聞かれるようになりました。

特に外需産業の多いこの地域では、一部の企業からは、中国を初めとする諸外国の需要上昇により、不況前の売上を上回っているとの声も聞かれ、何でも「国内3年分の受注量相当を中国にて1カ月で受注してしまった」などの嬉しい悲鳴も聞かれるまでになりました。

また年が明け、1月に入ってからは、某大手自動車メーカーが400人に上る派遣社員の正社員登用を発表し、その影響からか、限られた業種範囲ではありますが雇用の動きが出て来たようにも感じられます。しかし、中小企業を含めた全体的な業況としてはまだまだ苦戦続きで、雇用に関しても、採用どころか雇用調整助成金に頼らざるを得ない状況が続いているのも現状であります。

さて我々の調査業界は如何なものでしょうか?聞く範囲内ではまだまだ厳しい状態が続いているようであります。

経済回復のサイクルが企業業績回復→雇用回復→家計回復→消費回復だとすれば、我々の業の回復はそのまた後に来るのではないでしょうか。一度冷え切ってしまった業況に急激な変化は見込めず、段階を踏まなければならないものであります。先にも述べましたが、一部では漸く雇用回復の入り口まで来ています。全体的にはまだまだではありますが、抜けないトンネルはない事を信じ、刀を磨きながら、来る時に備えるべきではないかと考えております。

R.I

謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。

年が明けても円高や海外経済への懸念など、景気の先行きはに対する警戒感は依然として強い状態ですが、その時、その瞬間を大切に今年も一年精進してまいりたいと思っております。

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。  

                     スタッフ一同

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